外国人からの問合せ〜後回しにしていませんか?

インバウンドウェディング

こんにちは。グランクオーレです。
春先のウェディングで皆様お忙しい時期をお過ごしのことと思います。
欧米では3月、4月はそこまで婚礼が増える時期ではないのですが、日本では一足早くピークがやってきます。

今日はよく耳にする「外国人の結婚式の煩雑さ」について。
言語や文化の違い云々よりも、「大変そう」というイメージが先行している外国人の結婚式。インバウンドというだけで身構えてしまう方も少なくないので当然かもしれません。

なぜ、面倒だと思ってしまうのか。

問合せに対して落ち着いて返信しなくてはならない、と考えるため、通常より時間がかかってしまう。
マニュアルがなかなか機能しないので、ケースバイケースで回答を考えなくてはいけない。
それはもう、問合せの時点から始まります。気づくと膨大な量のメールに。
ということで、特に初期の回答に関しては、落ち着いて返信しないといけないと思うが故に、先送りにしてしまう。相当時間をかけてしまうことで、その時点で先行き不安になってしまうのですね。
お客様が、「問合せしたけど回答がない」という声がよくあがる所以です。


ただ、日本人カップルに対しても、進め方の手順や決まり事など、昔はありませんでした。それぞれが、それぞれに応じたものを、経験や過去の事例から作り上げていったものが現在の姿であり、それを日々更新していっているはずです。
外国人カップルも同じ。ひとたび行なってみると、同じような質問や要望が来ることがすぐに理解でき、なんなら同じような回答をすることも少なくない。なぜなら、可能なことには限度があり、それをきちんと伝えることが大切だからです。
「できない」と言いにくいのが日本人で、日本人はできる限りご希望を叶えて差し上げたいと思うため、通常であれば受けないことを受けてしまったりする、結果、疲弊してしまうことがある。

できそうなことであれば、なんとかしようと思います。
できないことは、はっきりと言って構わない、まずはこの意識で臨んでいただきたいと思います。

そんなこんなで長い時間かけて作り上げ、当日を迎える。
何かが起こり得るのが婚礼の常ですが、何か少し変更があったりしても「いいよ、それで」となることが意外と多い。すでにお気づきの方も多くいらっしゃることと思います。Aと決めたらAでなくてはならない、という感覚が少し薄く、A’でも受けてくれる。もちろん、Aで行くことが大前提なのですが、A’がさらにいいものである可能性もある。AがBになることは確認が必要ですが、きちんと伝えた上で、A’になるのであれば大きな問題になりません。

当日を迎え、おひらきとなった瞬間、どっと疲れが出ることもあるでしょう。ただ、SNSによって一瞬で世界中に発信されるわけですから、宣伝効果は桁違いであり、マーケットは確実に広がります。
もう、日本人カップルだけで大忙しなので、その上外国人まで受け入れる余裕はない、という場合には受け入れる必要はないですよね、余計な仕事を増やさなくてすみます。
余裕がある場合だけ、外国人を受入れる前に壁を作ってしまわず、まずは試していただきたいと思います。日本人カップルにもご提案できる新たな材料が必ず見つかります。

ウェディング業界をずっと元気に。

今日も最後までお読みいただき、有難うございました。

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