英語(または他の外国語)の知識がどのくらいないといけないか、または何人くらいのスタッフが英語を話せないといけないか。一番多いのがこの問合せです。
・ホテルで英語を話すことができるスタッフは居るが、宴会(または料飲)部門では対応できない。
・打合せを英語で進めることができない。
・当日英語で進めることができない(関連各社:写真・動画・装花・衣裳・音響・美容など)。
これらの不安をよくお聞きしますが、日本国内で「完璧」なバイリンガルやマルチリンガルの絶対数など多くはありません。必要な単語や文言はあるものの、婚礼で使用する単語は誰でも習得できます。
残念なことに、語学力を理由に外国人の婚礼受け入れを拒否されたことも一度や二度ではありません。これを理由にお断りになるのはもったいないことです。キーパーソンとなるスタッフが英語を話すことができれば、あとのスタッフは片言でも問題ありません。とりわけ婚礼に関しては失敗が許されないことから、万が一を考えて完全な状態でないと受け入れたくない、というお気持ちは理解できますが、それを待っていたらいつまでたっても受け入れ可能になる日は遠のいていきます。
極端なことを言えば、最低限必要なのは、お手洗いの場所、お水、ビール、など。サービススタッフの方にはこれはお願いしたい。
美容も写真も動画も、事前準備をしっかりしておくので、当日は身振り手振りで楽しく進んでおり、語学力不足でクレームになったことは一度もありません。ビューティーの方、フォトグラファーさん、ビデオグラファーさんが英語は無理、という場合は、それも事前に新郎新婦に伝えますが、外国人は希望をその場で伝えてくるので、あとから「ああして欲しかった」というクレームにはなりにくいのです。
思い出していただきたいのは、外国人は総じて日本人のことを「親切」と評してくれます。大事なところはきちんと英語で説明しなくてはなりませんが、それはキーパーソンに任せればいいことで、現場の方はいつも通りの仕事で問題ないのです。
どちらかと言えば、語学そのものよりも、文化やその国の「当たり前」の方が、対応が難しい部分です。そこをクリアにするのは間に立つプランナーの仕事。お客様のご希望をできるだけ叶えて差し上げたい、でも規則は守っていただきたい。そこの擦り合わせがうまくいっていれば、当日「語学」で問題になることはほぼ無いといっていいでしょう。
まずはこの部分はあまり気にせずに、外国人の結婚式を受け入れてみたい、という場合には、是非、積極的に進められることをお勧めします。
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ウェディング業界をずっと元気に。
今日も最後までお読みいただき、有難うございました。
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